iPhoneの水没復旧作業!
スマップル大分店では、水没したiPhoneの修理を行っております。
今日の修理ブログは、水没修理の様子を皆様にお届けします。
洗濯してしまい、気づいた時にはもう反応が無くなってしまったiPhone5Sの修理が
スマップル大分店へ舞い込んできました。
水没復旧作業は次の手順で進めます。
①分解して本体内部の水気をとる
②分解をすすめ、基盤を取り出す
③基盤の端子を拭き、洗浄、乾燥させる(4時間~6時間)
④組み立て、部品交換を行い、起動するか確認
特に重要なのは基盤洗浄後の乾燥時間です。
見えない場所に水分が残っているとショートなど故障の原因に繋がります。
(お時間をいただくため、当日の返却ができない場合がございます。)
水没したiPhone5Sを分解して内部を見てみます。
うっすらと水分が残っています。
ペーパーなどで綺麗にふきとります。
黄色の丸で囲っているのは「水没判定シール」です。
本来は「白」ですが、水がついてしまうと「赤」へ変色します。
(水の中に入らずとも、雨の中での使用やお風呂場での使用で
稀に水が侵入し、シールが反応する可能性もあります。)
さらに分解をすすめ、基盤を取り出します。
こちらがiPhone5Sの基盤です。
外から見えるコネクタ・端子は、画面やバッテリーなどの
パーツが接続する部分です。
コネクタが水で腐食していると電気が通らない(通電しない)ため、基盤を洗浄します。
洗浄が終わりましたら、基盤を乾燥させるためしばらく置いておきます。
手順説明にも書いていますが、乾燥時間が重要になってきます。
基盤の見えない部分に水が残っていると大変!
なるべく乾燥時間は長く見ておきたいですね。
4~6時間乾燥させたら、分解したiPhoneを組み立てます。
ようやく起動確認へと移ります。
こちらのiPhone5Sですが、起動しません・・・
パーツが故障しているのでしょうか?
新しいバッテリーを付けてみますが、反応がありません。
次は画面を変えてみましょう。
・・・・画面にリンゴのマークが!
どうやら画面が故障していたようです。
画面交換が必要になってしまいましたが、水没復旧成功です!
水没した端末は、とても不安定な状態ですので
またいつ電源が入らなくなるかわかりません。
すぐにバックアップ・データ移行先の端末の準備を!
iPhoneが水没してしまったら、
スマップル大分店へ持ち込まれてはいかがでしょうか。